肌の色…


私は黄色人種だ。


肌の色が違っていたら、どんな人生を送っていたか?


映画で見ていた黒人差別の話は、過去の話ではなく、今も続いている。


在日韓国人は、日本人に見た目が似ているので、通称名を名乗っていればまず差別は受けない。


私が本名で生き始めたのは就職したときだった。

私を差別する会社などに雇われたくない。

何一つ悪くない。正々堂々生きたい。

そうやって、自分が働く場所を決めてきた。


今でも忘れられない出来事がある。

役所に行ったとき、私が在日韓国人だと分かると、目も合わせず、蛍光マーカーで記入する欄がチェックされた書類を無言で渡された。


何が起きたのかすぐには分からず、『マーカー部分を記入すればいいんですか?』と、聞き返した。


職員は無言で首を縦に一回うなずいた。


これが差別なんだ!と、初めて気づいた。

泣きながら帰った。

今だったら言い返す度胸はあるw


通称に守られて生きてきた。子供時代。


通称で生きると、錯覚する。


黒人差別は、他人事ではない。


同じ人種で群れればいいってもんじゃない。


色で差別しない人が集まる教室になぁれ。