장고란 무엇인가?
チャンゴは、くり抜いた木と動物の皮で できた打楽器です。木の形が砂時計型をしているので、砂時計型打楽器とも呼ばれています。
右手には竹を 薄く削ったバチ、左手には先が丸いバチを持って演奏します。
右手と左手を巧みに使い、運動的要素、音楽要素、脳の体操といったたくさんのメリットがある、優れた打楽器です。
チャンゴは韓国に古くから伝わる伝統的な打楽器です。農楽や民謡、パンソリ、舞踊などの伝統芸能をはじめ、宮廷音楽、儀式音楽、仏教音楽、管弦合奏、歌曲にまで幅広く演奏されており、韓国の音楽には欠かすことのできない重要な役割を担う楽器です。
チャンゴに関する最も古い文献には文宗30年(1076年)大楽管弦房を定めたとき、チャンゴ業師がいたという記録がのっています。
しかし、それより以前の高句麗の古文百話や、統一新羅以降に属する上院寺の銅鍾の下帯に書かれた奏楽図、さらには感恩寺址で出土された青銅製舎利器基檀に刻まれた絵などにチャンゴの姿が現れており、チャンゴの歴史は未だはっきりとは解明できていません。
チャンゴは、桐の木を砂時計の形のようにくり抜き、中を空洞にしたトン(筒)、その両面に貼る動物の皮、皮を固定するために両面の皮を縛ったチュル(紐)、チュルと皮をつなぐコリ、そしてチュルの間の皮の貼り具合を調整するためのプジョンで大まかには構成されており、大きさや皮の種類、コリの形状などは、その用途によって変わってきます。
トンは左側が右側より一回り大きくできており、右より低い音色を出します。
チャンゴはこのトンが生命線であり、その善し悪しによって音色が左右されるといっても過言ではありません。木のつなぎ目が無いこと、空洞部分にパテ埋めなどを施していないものを選び、必ず1本の木で作ったことを確認し、購入しなければいけません。
皮は頻繁に練習すると疲労により破けますが、トンは半永久的に使用できるので、購入には慎重さが必要とされます。また両面に1枚ずつ貼られている皮は、羊、馬、犬など幾つかの種類があり、用途によって違います。ふた昔前くらいまでは農楽やサムルノリで使う皮は、丈夫で低音の響く犬が一般的でありましたが、最近は良質の犬の皮が入手しにくいため、馬の皮を良く使う傾向にあります。皮の値段は、店によって若干の差異があるようですが、そんなに高いものではなく、羊が一番安く、馬、犬の順に高くなります。
昔は皮にマッコルリ(どぶろく)を定期的に塗り、乾燥させないように管理していましたが、最近では臭いを嫌い、水を使っての管理が主流となっています。
皮の伸ばし方や、叩き込んだ年数によって、その音色は変化していきます。
農楽やサムルノリでは、チャンゴを演奏するとき、右手にヨルチェという竹の棒を持ち、左手にクングルチェ(クンチェ)という竹の根の先に丸い球形物を付けたものを持ちます。その二つのチェ(バチ)を用いて演奏しますが、クングルチェは皮の左面のみではなく、右面も叩きます。プクにもそういう奏法は若干見られるものの、他の韓国の楽器や世界的な打楽器にはあまり見られない独特な奏法です。最近はサムルノリ創始者の金徳洙さんをはじめとする奏者によって、打法を楽譜化している方もいらっしゃいますが、本来は楽譜など存在しなく、先生の演奏を見て覚えたり、口で教えてもらったりするいわゆる口承で継承するのが伝統です。
チャンゴはサムルノリを覚えるときに、まず最初にマスターしなければならない楽器です。最終的には4つの楽器全てが出来ないとサムルノリは演奏出来ませんが、チャンゴはその中でも一番の基本といえ、チャンゴをマスターすると、他の楽器に容易に応用できます。